野宿の旅シリーズ 北海道編 1

 
 

 

北海道へ行くことにした。

一日目

はなが4ヶ月になったGW、はなと一緒に北海道へ行くことにした。

私がなんで北海道にこんなにひかれるのは不明なのだが、はながうちに来てからいっしょに出かけてみたいと思っていた。

はなはまだ一日に何回もトイレも必要だし、子犬の域にいるはなを連れて出るには遠いところかとも思うがまあ、いつでも戻れるということで準備をした。

車はワンボックスでフルフラットにして布団を引いた。

はなちゃん特等席

そしてはなの餌と私の着替えを乗せていざ出発!

事前に調べた道のりは名古屋ー新潟ー青森ー函館だった。ほとんど下道である。私とはなは基本的にチーム下道だ。これなら途中ではなを降ろして遊びながらいける。この道を通ることにした。

北海道は飛行機で行くばかりで私は本当に東北地方が分からなかった。

名古屋からするとかなり遠い場所になる。長い日本をはなと縦に上がる。ぶらぶらしながら走るので1日目は新潟を過ぎたあたりまでしか行けなかった。

その日は夜になって豪雨となった・・・はなはまだ数時間寝ては起きてというサイクルにある子犬だったので叩きつける雨に目を覚ましては私を起こした。隣に止まっている車にも犬が積んであったのだが車に繋いで寝ていた。雨の中その犬は車の下で寝ていた。そういう手もあるなぁと関心した。

はなは私と一緒にいられることに加え、外に出られることにこの上ない幸せを感じているようだった。楽しそうに走り回るはなと一緒に私も景色を楽しんだ。

 

何もかも見るのは初めてだね。

新潟での海辺、秋田での広い河川敷と私の夜の安眠確保とはなの気分転換と停まっては降りていた。

 

2日目

秋田を越え、青森に入った。

一面のりんご畑に「うお〜今りんご食べれるのか?」とはなに聞いてみた。

はななず〜っと後ろの布団の上で座っていた。

まだ子供なので外でトイレができない、回数も多い。私は助手席にビニールを敷きペットシートをひいてそこをトイレにした。はなは一発で覚えて運転中、100km/h走行の中うんこもした。夜中も何度も異臭に目が覚め「エライねぇはなちゃん!」とうんこを回収した。

 

今からどこ行くか知ってるぅ?

私も初めてなフェリーでの函館入り、切符を買ってはなを乗せていることを伝えると2階の涼しいところにはな号を停めさせてくれた。広いところに1台だけでなんかさびしい。はなにいたずらしないように言って客室に入った。船内でラーメンを食べる。

塩ラーメン。

北海道に近くなるとなぜか塩ラーメンがおいしくなる。所要時間は3時間半。一人だったが個室にして横になって少し寝ようと思ったが寝られず。そのまま車に戻ってしまった。

ちょっと無駄。

函館に入ったのが夕方だった。

あまりの感動に家に電話をしてしまった。「北海道だよ!北海道!!」冷めた母は「そりゃそうよねぇ」分かっていない。

順調に走り夜高速のパーキングで一夜を明かす。虻田のパーキングだった。

 

3日目


北海道らしい風景だ!

はながいるので街に行く必要もなく・・・そのまま高速で札幌を越え、旭川まで入った。

富良野を目指していた。旭川のスキー場&展望台に行こうと登って行くと「犬を放さないように。エイキノコックスの駆虫していません」という看板があった。ニュースで聞いていたエキコックスとここに書いてあることが一致した。そうかぁ北海道かぁ。

スキー場から見る旭川市内

旭川でアイヌ博物館により密かに感動。女性は昔成人と共に顔に刺青を入れたとのこと・・・禁止されてから現在になって生きている人で刺青を入れている人はいないらしい。文化を否定し壊すのは簡単。

旭川を出て富良野に向かう。パッチワークの丘もまだ5月だとただの畑だった。黒板五郎の家も閉館に間に合わず見れなかった。いたし方なし・・・