北海道放浪の旅1

 
 

北海道放浪の旅

1999年9月末日

仕事を辞めたの次の仕事が決まるまでしばらく野宿旅行へ行こうと準備をすすめていた。

もう時効だと思うのでなぜ辞めたのかをお話すると・・・職場に不倫をしているカップルがいて自由な恋愛を楽しむのは人の勝手と別に私はそんなこと気にしない・・・だったがその人たちは私に仕事をくれている人とあまりにも私の仕事に関わる人で私はうざくてうざくて仕方なく

「このままそんな仕事の仕方していくなら、ま〜、あんたから仕事貰うの止めるわ(名古屋弁)」

とちゃぶ台をひっくり返したわけである。

しかし、私はいつも喧嘩になって辞めるばっかりで反省である。

そして「自分の不倫で仕事を辞める人は聞いたことあるが、他人の不倫で仕事を辞めるやつも珍しい」と物笑いの種になったのも事実である。

今回はnojiは腹を立てた相手には事態収集能力、人と向き合う姿勢がまったくないのを見抜けなかったため事態は坂道を転がるように悪い方向へ向かっていってしまった。その人は思ったより弱虫さんだったので、結局最後の最後まで汚い裏の手ばかりを使い私と向き合うことは一度もなかった。

今はその人たちがどうしているかは知らないがそうやって生きているかと思うと、とても残念である。めちゃめちゃ腹立っているがこれも大きな流れの中の一瞬の出来事でこの一連の騒動がよかったことと思えるようにこの先を考えようと思っていた。

1つだけ・・・私があまりにも感情的になったので本当にお世話になった人達にまで迷惑を掛けてしまった。反省とともに旅に出る。

反省&傷心旅行だった。

今月は自転車盗まれ、まさに「34歳波乱の人生の開幕宣言!」通りとなった。

1999年10月1日(金)

9月中に出ようと昨日夜準備はしたのだが、ドラゴンズの優勝特番を見ていたら2時になってしまった。星野仙一のスピーチに目頭が熱くなるファンの一人である。

眠いので朝出発することにした。夜中に布団を積み込む様子はまるで夜逃げだった。今回は野宿の旅初のパソコン&携帯テレビ搭載のワンダホなはな号となる・・・・このまま世捨て人も一興。いつもの下道での北海道までの道のり、その日のうちに新潟まで入った。

はなを休ませるために山の中を散策中、車のキーを落として「鍵がない!」と焦って探す私の周りではなは喜んで走り回る。はなが走り抜けた時チャリンと鍵の音が・・・セーフ!

見つかった!これでロスタイム1時間取られてしまう。

名古屋はまだまだ残暑で、そんな常夏の格好のnojiは寒さに震え上がることとなる。

1999年10月2日(土)

いつもの道の駅に泊まり温泉を味わい・・・はなはやはり20度を切ったくらいでは車の中では暑すぎて寝ていられないようでクーラーかけっぱなし。前なら一暴れしてからしか寝れなかったはなも大人になってすっと寝るようになった。

nojiの電脳放浪の命、カーバッテリーから家庭用電源に変換する機械壊れてしまう。

パソコン、電池、携帯全部これでまかなっていたのに・・・機能が完全に停止してしまうので秋田でコジマで変電気を買うことになる。夕方から秋田・青森地方は本格的な雨で犬ともどもびしょびしょとなる。

青森で極上の温泉発見!300円で天国を味わった。

古い温泉場らしく、地面に掘られた湯船はかなり深くおそるおそる入ってみると腰掛のようなものが湯船の壁についていて椅子に座った形で顔だけが地面に出る。

そして入っている地元の人にどうしてここがわかったのか何人にも聞かれ・・・・どうも内緒の場所みたいだった。

しかし、恐るべし東北人!年齢を重ねていらっしゃる方何を話していらっしゃるのかまったく理解できず、

「犬といっしょに旅をしようと思って・・・」というと

「あぃやぁ〜犬っこと2人・・・」までは分かったのですが、それ以降はほとんど100%理解不能・・・しかし、私の言うことはすんなり理解される。

まさにバイリンギャル!楽しい楽しい入浴タイムだった。

 

その日のうちに函館に入る

ちょっと今の私にはせまいよぅ!