第24章 北海道野宿の旅’99 (3)

 
 

りきファミリーと別れ、とりあえず旭川に向かって走り出した。 富良野へ行くか!

北上を目指したのですが日程的に無理があるのでりき母のお勧めのとおりゆっくり南下することにした。

 

富良野はこの季節でもとてもきれいで道端に車を止めてはなと富良野の景色を満喫した。

日が落ちるまではなと2人で牧草地を走り回り次ぎの目的地小樽へ出発した。

この日は朝起きると車の窓は凍っていた。冷え込んだようである。私はさめない40度前後の湯たんぽが添い寝をしてくれているおかげで寒い思いはまったくしないですんだ。

 

小樽についたのは朝7時過ぎでまだ誰も居なかった。しかし、観光らしい観光もしていないのではなと小樽観光をしようと思いリードにつないで歩き回った。

店はほとんどが9時からなのでその間中右へ左へ散歩し時間をつぶした。 8時を過ぎるころ観光客も増え始め、犬連れの私は地元の人と間違われ道を聞かれ続けた。

「ごめんなさい、わかりません。」

 

9時に近づくと観光バスで人がなだれ込んできた。はなはみんなにハスキーだ!と触られて、本物のマラミュート達を見たばかりの私は「これでも,マラミュートなんです。」と訳の分からない答えをすることになる。

店の外につないで見て歩いたのだが、10分ほど待たせると数人の人が集まっていて最初のうちははなもしっぽを振って対応していたのだが、店がすすむに連れ伏せの状態で最後は地上20CMの高さにぺっちゃんこになってなでられていた。ちょっと、いやだったみたいである。

そろそろ、行こうか?の問いかけに引っ張るように歩き出した。

 

ニセコスキー場

はなは毛をはやさないことで名古屋の気候に順応し、順調に暮らしているように見えるが、雪を見た時のはなは異常である。はしゃいではしゃいで、体が勝手にジャンプしくねってしまうようである。

何時間でもここにいたいというように遊び続けた。もうちょっと遊ぼう!もうちょっとだけ〜〜!と、ここから帰るのは大変だった。

北海道のマラミュート達を見てそのコートの素晴らしさに感動して、雪に狂喜乱舞するはなを見て心痛め、この犬を名古屋においておくのは…と考えさせられる旅行だった。

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