北海道野宿の旅 2002秋 4

 
 

 

北海道野宿の旅 2002秋 4

    

    

狩勝峠

2002年10月24日(木)

きっと今回の旅で一番冷えたと思われる朝だった。しばれたぁ。

犬たちは絶好調で起きたかと思ったが、それはサラ優だけではなはやっぱりお疲れモードだった。外に出して優は木枯らしにゆれる葉も枯れ枝もあるだけで楽しくってしかたなかった。サラは車の後ろにあるフードがいつ自分の前に出てくるかジッと私を見ていた。

はなは・・・・日向に座り込んでいた。疲れてるね。。。

狩勝峠は何度か通っているが、今回ほど走りやすいし安全を感じたことはなかった・・・・ そしえ変わらないのが美しさだった。「相変わらずきれいだねぇ」と感嘆の声を上げながらあっという間に富良野に出てしまった。

富良野スキー場で犬を放して走らせたが、もうこの一週間でサラははしゃぐ優とはなに嫌気を感じているようで走りながらも避けるようになっていた。

車に乗れば横にいるし、倦怠期の夫婦のようなそんな感じをサラはかもしていた。この頃からサラだけを出したり、離して繋いだりサラを別にし始めることとなる。

    

下富良野

    

富良野スキー場

    

はな「もういいや・・・」

    

はな「ま、いっとくか・・」

そのまま北上して富良野の景色を満喫した。美瑛に上がる途中、十勝温泉の文字に「こまるなぁ。。。。」とそのままハンドルを切ることになる、

外せない一湯だ。

なんてのんきに進むとさすがに上がっていくと日陰にはしっかり雪が残っていた。細い道に戻るに戻れないのでそのままゆっくり上がっていった。湯としてはあまり好きではないのだが露天風呂の景色がなんとも雄大でついつい入ってしまう温泉だった。

    

相変わらず雪には大騒ぎ・・・はな優

    

十勝温泉

    

十勝温泉露天風呂

    

十勝はもう雪景色です。

    

あれ?ちっさいコ混じってるね。温泉ちのコか?

    

ほんとに涼しくていいッ!

大雪山を含むあの山々は本当にすばらしいっ!

    

十勝岳

十勝温泉を出てちょっと美瑛をうろうろした。将来北海道で暮らすなら大雪の見える美瑛がいいなぁと思っているからである。正月ペンションで泊まったがあそこらへんはペンション街で生活の場ではなく、もっと地元の人が暮らしているあたりを見て回った。

イメージはつかめたと思う。

さて、本日の目的・・・・昨日糠平で通れなかった、三国峠の先にある層雲峡だった。旭川に出て、旭川から層雲峡を目指した。 と天気がよかったはずの今日、途端に雲行き怪しくなりザンザン降りとなる。層雲峡についたときにはもうガスが出ていて何も見えず、これいかに。

勝手な解釈として「層雲峡が見れなかった場合、悪いことしなくても金と権力を身に付けることができる。」としよう。

    

黒岳温泉

ここの温泉は最高だった。

    

層雲峡の夕暮れ

そのまま三国峠にリベンジだ!と士幌側に出ようかと思ったが、昨日と同じコースになって狩勝再度は時間的に無理なのでそのまま旭川に引き返した。

3年前の私だったらこのまま層雲峡に1週間は平気でいただろう。極楽トンボをさせたら天下一の才能を自分に感じる。

(道の駅 当麻泊)

 

2002年10月25日(金)

今日はメンテナンスに預けてある橇を木澤さんちに取りに行く約束をしていた。

午前中と言っていたがボヤボヤブラブラしてたら10時半になろうとしていた。午前中に付けるのかぁ?!木澤さんちについたのが11時・・・・札幌市内のはずなのに木澤家は本当にいい環境にあった。そのままテイネドッグスクールの吉住さんを久しぶりに訪ねるとおっしゃり

「いっしょに行きますか?」
「はい!もちろん!」

テイネドッグスクールは初めて行った。吉住さんともお話がしたいと思っていたので丁度いいチャンスだった。そこでどんな話をしたかは割愛するが、私の中で1つ扉も開いた気がした。木澤さんも吉住さんもいい人だ・・・。

橇を積んだ車は人の目を集め始めた・・・・橇も積んでいる、犬も3頭乗っている。。。。車も雪道を走ったようにドロドロだ・・・なのに夏タイヤ・・・・わけわかんねー。「おいおい、いくら北海道でもまだ橇は無理だろう、犬まで連れて気の焦ったやつだなぁ」と笑われていること間違いなし。

まあ、気が焦っているのは間違いないが・・・(^^ゞ

「違うんだってぇ!」説明するチャンスは私にはなくさらし者のまま名古屋まで帰ることになる。

その後遅れ気味にりきまるを訪ねにりき家にお邪魔した。

りき家でりきくんの遺影に会った。

    

りきまるは小さくなってしまっていた。

彼のいなくなったに庭を見ても遺骨を見てもやっぱり現実のものとはなってこなかった。遺骨を分けてもらった。指の骨と思われる綺麗な骨だった。ラッキーアイテム追加である。

ちょっとだけ彼を名古屋に連れて帰ることができた(^..^)

りきまるは本当にどこかにいそうで・・・「どこにいるかなぁ」と言うとりき父は「俺から離れられなかったからなぁ!今も10m離れないところにいるな。」とおっしゃっていました。

きっとそう(^^)

夕方近くのテニスコートまであーちとりき父と散歩に出かけた。3頭は走ってじゃれて・・・それはいつも訪ねるとりきまるとはなが走っていた様子だった。

3頭はりき父のボス風貌にすっかりなじみ、、、サラがりき父に寄ろうものなら、はなが割ってはいるという行動を見せた。

「やっぱりオスってわかるんだよなぁ」この部分は私にはかなわない。

その夜、『一億総マラミュート計画会議』を朝方までりき家で熱く語った。やっぱりでか犬、マラミュートが好きである。

(りき家泊)